モンテッソーリ教育って何?家でもできるの?

モンテッソーリ教育って何?家でもできるの?

モンテッソーリ教育は、棋士で有名な藤井聡太さんが、幼児期に受けた教育として話題となった教育法のひとつ。ニュースなどでも、取り上げられていたので、興味をもったママも多いのではないでしょうか。そして、おうちでできるなら、試してみたいなと思ったこともあるかもしれませんね。
天才になることは望んでいなくても、子どもの能力を伸ばすことができる教育法なら、ぜひ取り入れてみたいものです。そんなモンテッソーリ教育は、家庭でできることは、あるのでしょうか。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育は、医師であり、教育家でもあった、マリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。
その教育法は、子どもが本来もっている力を大切にすることであり、子どもは、本来、自分を育てていく力が備わっているので、自己教育力を尊重することを大切にするという考えのもとに教育するとしたものです。そして子どもが積極的に環境に関わりながら成長するための教具などを開発して、教育法を確立していきました。

モンテッソーリ教育の考え方って?

モンテッソーリ教育では、まず、0歳~6歳までの乳幼児期を前期(0歳~3歳)と後期(3歳~6歳)に分けて考えます。そして前期は「無意識の時期」、後期は「意識の芽生えの時期」とします。
0歳~3歳の前期は、寝返りを打つ、ハイハイをする、つかまり立ちをする、歩くようになる、パパやママという言葉を言えるようになるなど、いろいろなことをドンドン覚えていく時期で、人生の中でもっとも吸収力のある時と考えています。そして後期は、前期に無意識に吸収したことを、意識化していく時期で、ただ歩くだけではなく、自分の行きたい方向に向かって歩く、要求を伝えるために話すというように、自分の想いを伝えることができるようになり、より成長し、何かができるようになることで、更に自分がしたいようにするために行動するようになる時と考えています。
モンテッソーリ教育の考えは、このような、子どもの成長にあわせて、自らできるようになることを助けてあげることが大切であるという考え方ということができます。

どんなことをすればいいの?

どんなことをすればいいの?

では、子どもをどのように、助けてあげるとよいのでしょうか。
まず、子どもがしたいことを考えてみましょう。子どもがしたいことの代表格は、「まねっこ」です。
子どもが言葉を覚えるときは、パパやママの話すことをまねして覚えていきますよね。それと同じように子どもは、パパやママのしていることをしたいと思うものなのです。ママのしているお料理やお洗濯、そしてパパとママが一緒にしているお掃除などは、自分もやってみたいとウズウズしているかもしれません。子どもがやってみたそうにしていたら、ぜひ一緒にやらせてあげるというのが、モンテッソーリの考え方です。
子どもは、やってみたいと思ったことができると、そのことに夢中になり、さらに集中力を示します。そのことは、子どもに満足感を与えるので、やり終わった後の子どもは、情緒が安定して、さらにもっとやってみたいと思うようになります。
けれど、子どもがやってみたいと思ったことが必ずしも何でもできるというものではありません。できそうにないときは、決して「ダメ」とは言わないで、「ここはできそうだよ」「どうしたらうまくいくかな?」など、別の方法を選択させたり、他の案を考えさせたりするように提案してみると子どもは満足します。
子どもは、自分なりに考え、ときには、おとなが思いつかないような発想で解決し、パパやママをビックリさせることもあるものです。
このような日常的な学びの中でのこと自分の力を発揮することが、家庭でできるモンテッソーリ教育のひとつと考えることができます。

モンテッソーリ教育は、特別な場所で学ばせなくても、家庭でも十分に取り入れることができるものです。
折り紙や工作、家事のお手伝いなど、モンテッソーリが開発した教具がなくても、日常生活の中のちょっとした工夫で取り入れることができますよ。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。