治安が心配?足立区での子育て

治安が心配?足立区での子育て

◎足立区のイメージって?◎

足立区のイメージといえば?というアンケートを取っても、どうしても上位に上がってきてしまうのが「治安が悪いというイメージが強い」というのことが挙がってきてしまいます。

実際に足立区ってそんなに治安が悪いの?と思われる方が多いでしょう。
2015年度の警視庁発表による23区の刑法犯発生件数でも、確かに足立区は23区中4位と治安が悪いように思えてしまいます。
けれどあの高級住宅街で有名な世田谷区もなんと2位なのです。

そして人口を加味して、人口100人あたりの犯罪件数をパーセンテージで算出すると23区中13位と、真ん中以下とそんなに治安が悪くなさそう?
そして平成31年度1月末時点では刑法犯認知件数は、356件で前年同期比37件減少し、23区中19位となんと下位のほうでした。

と、いうのも足立区はやはり治安が良くないというイメージを払拭するべくさまざまな活動が行われているからです。

足立区北千住では路地に古民家がたくさん並んでいて、その多くは空き家となっていました。
薄暗い空き家だらけの路地ではやはり犯罪が起こりやすくなっていたのですが、その古民家を再生し、オシャレなカフェや、レトロな食堂、渋い店構えのお寿司屋さんが次々とオープンしたところ、灯りや人通りが増えて犯罪件数が激減したそうです。

また足立区ではビューティフルウィンドウズ運動というものを実施しており
・青色パトロール車の巡回
・地域防犯ボランティア
・歩きタバコ禁止パトロール
・自転車盗難に遭いにくいシリーンダー錠の取り付けを区内イベントなどで行う
・通学路や公園、駅前に花を植えての美しい街づくり
・区内犯罪発生マップを毎月更新
・警視庁と協働した治安再生

と、治安の回復に努めています。
なので、足立区をお昼の時間帯に散歩をしてみると本当に静かで平和そのもの。
その理由などもこの後お話させて頂きますね。

◎足立区って子育てはしやすいの?◎

まずは待機児童の問題からですが、足立区も待機児童に関しては決して楽観視できる状況ではありません。
しかし入園決定率は23区中8位と健闘していると言えます。
また認可保育施設の保育料の月額も23区中9位と、安いほうに分類されており、子育てはしやすいほうかもしれません。

足立区には保育園、幼稚園の他に認可保育所や小規模保育事業、認定こども園なども多くあり、子育ての支援も多種多様なものがあるので一例を紹介していきましょう。

・子育てホームサポート
小学生までの子育てをしている家庭の親子を対象に、いつでも必要なときに訪問し、一時保育するサービスです。

・きかせて子育て訪問事業
子育て経験者などのサポーターがご自宅に訪問し、悩みやグチをお聞きします。

・マイ保育園
あらかじめ登録した「マイ保育園(区立保育園等)」にて妊娠時から6歳児までのお子さんをお持ちの子育て家庭を支援する制度です。

・あだち子育てホームヘルプサービス
産前6週間から産後(退院後)1か月までの妊産婦がいる家庭の家事(食事、洗濯、清掃、買い物、等)をサポートする制度です。

・子どもの一時預かり
一時保育
休日保育
病後児保育
病児保育(在宅型)利用料金の助成
こどもショートステイ(在宅型・施設型)

こうしたサポートなどが有料ではありますが、受けることが可能です。

また子育ての相談なども

・子どもが急病になったとき
・乳幼児すこやか相談
・幼児発達支援室ひよこ(障がい福祉センターあしすと通所事業)
・親子の歯や口に関する相談の日程
・こども支援センターげんき
・幼児発達支援室ひよこ「気になる子のQ&A」
・児童虐待相談

と相談できる場所も多く、お子さんについての悩みを気軽に相談できるでしょう。

各種支援や手当に関して足立区のみの支援としては「あだち子育てパスポート」というものがあります。
これは中学生以下の子どもがいる家庭及び妊娠中の方がいる世帯で、パスポートを表示することにより、買い物での割引や優待サービスを受けることが出来るというものです。
各店舗によりサービスは異なりますが、○%割引や、お子様におもちゃやジュースのサービス、ポイントカード2倍などさまざま。
生活に直結するサービスなので、有り難いサービスですよね。

◎住みやすさとしてはどうなの?◎

◎住みやすさとしてはどうなの?◎

足立区の住みやすさの点で、1番特徴的なのが「家賃の安さ」です。
ファミリー向けの物件で2LDK〜3LDKのアパートやマンションでおよそ8万円から9万円台の物件が数多くあります。
新築か築浅が良い!という場合でも11万円から12万円ほどと他の区と比べたら破格のお値段です。
ちなみに、事故物件であるだとか、駅やバス停から相当歩くとかいう訳ではないのでご安心を。

そしてその家賃がとても安いのが、日暮里舎人ライナー沿線と、東武スカイツリーラインの梅島駅を超えたあたりからになっています。
特に竹ノ塚駅は家賃がとても安く、駅前にそびえているタワーマンションの21階、L字型の広々としたバルコニーのついたLDK約13畳、バリアフリーでオートロック、独立型システムキッチンの3口コンロ、浴室乾燥機付きで床暖房で楽器可の理想的な60平米超の2LDKが管理費を入れても12万円台なんです。

竹ノ塚ってどこ?と思われる方に説明すると、東武スカイツリーラインで上野まで約20分、秋葉原まで約25分。
浅草行きだと始発駅となっていて30分ほどで着いてしまうという立地です。

足立区はその他にも先に挙げた日暮里舎人ライナー、つくばエクスプレスなども通っているので日暮里、上野、浅草、秋葉原方面へのアクセスが抜群です。
また北千住には、JR常磐線、東武スカイツリー戦、東京メトロ日比谷線、東京メトロ千代田線、つくばエクスプレス線が停まります。
そしてこの北千住、1日の乗降車数が「世界6位」なのです。
日本じゃなくて、世界6位。
1日に約153万人の人が乗降車しています。

さらに足立区の隠れた交通網が「バス」です。
東武スカイツリーラインの西新井駅からは、池袋、王子、巣鴨、赤羽などに向かうバス。
足立区役所からは浅草雷門、王子駅、綾瀬駅、青井駅に向かうバスも発着しています。
浅草方面行きのバスを三ノ輪橋で降りれば、東京さくらトラム(都電荒川線)という路面電車に乗って、大塚駅まで行くことも可能ですし、途中のあらかわ遊園などで遊んでいくのも良いでしょう。

家賃、交通網としては住みやすさはかなり良いのですが、もう一つ気になるのが「物価」
食べ盛りのお子さんなどがいると、どうしても気になってしまうのが食費ですよね?

足立区って物価はどうなの?というと、かなり安いです。
家賃同様物価もかなり安く、足立区内のスーパーでは○曜日にはあっちのスーパーで88円均一、○曜日にはあっちのスーパーで94円均一など大体毎日が特売日と言っても過言ではありません。
区外から遊びに来た人がまず驚くのが物価の安さかもしれないくらいです。

もし、足立区に引っ越しを検討してみようかなと思っている方は、チラシアプリなどで足立区のスーパーのチラシを色々と見ておくと良いかもしれませんね。

◎子どもが遊べる場所はある?◎

◎子どもが遊べる場所はある?◎

足立区が、暮らしにくい場所ではないと分かってもやはり優先したいのはお子さんのこと。
足立区って子どもが遊べる場所はあるのかどうかは気になるのところです。

実は足立区は公園の多い区ランキングで、23区中4位とかなりの上位の区だということを知らない方のほうが多いのではないでしょうか?
皆さんが思っているよりも緑豊かで公園が多い区で、お子さんが遊べる場所、楽しめるイベントが盛りだくさんだったりします。

そんな訳で足立区内のお子さんが遊べるスポットベスト5と、楽しめるイベントベスト5をご紹介しますので、区外から遊びに来られる方も参考にしてみて下さいね。

【お子さんと遊べるスポット】

第1位
足立区生物園&元渕江公園
(東武スカイツリーライン竹ノ塚駅から徒歩15分orバス5分下車3分)
元渕江公園内にある、足立区生物園は規模は小さいながらも見どころが満載。
水族館と動物園、昆虫館、ミニ図書室などがひとつとなった施設です。
モルモットやウサギに触れ合えたり、その日に羽化した蝶を温室に放つ体験が出来たり、トンネルをくぐって動物の巣の中を見たりと貴重な体験ができます。
入園料も大人300円、小中学生150円、未就学児無料なので人気の施設となっています。

第2位
ギャラクシティ
(東武スカイツリーライン西新井駅徒歩5分)
西新井文化ホールとこども未来創造館からなる施設のギャラクシティ。
こちらでは、室内アスレチックやクライミングウォール、映像で遊べるコーナー、物作りや実験ができるコーナー、親子で料理をできるコーナー、未就学児の遊べるちびっ子がーでん、乳幼児からワークショップを楽しめるコーナー、人工芝の屋外遊び場、プラネタリウムと1日中遊ぶことができます。
授乳室、こどもトイレ、ベビーカー置き場も完備されていて安心です。

第3位
東綾瀬公園
(東京メトロ千代田線またはJR常磐線綾瀬駅徒歩3分)
駅前の広場から全長2kmに渡って続いている広い公園です。
冒険コーナーにはアスレチックが数種類並んでおり、運動が好きなお子さんにはピッタリです。
またわくわく広場という未就学児向けの複合遊具や砂場がある広場はフェンスに囲まれており、お子さんが飛び出していってしまう危険がありません。
夏場にはじゃぶじゃぶ池も解放されます。

第4位
北千住マルイ屋上庭園
(各線北千住駅徒歩1分)
広い芝生広場と足立区を一望できることから隠れた人気スポットになっています。
芝生広場は整備されていていつもキレイですし、座れる場所も充分あるので、お弁当を持参するご家族も多いです。
ただし、雨の日、強風の日、冬季はお休みになるので要注意です。

第5位
足立区都市農業公園
(東武スカイツリーライン西新井駅、日暮里舎人ライナー西新井大師西駅、赤羽駅、川口駅などからバス)
「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマに自然教育やプログラムの実施をしている公園で、園内で取れた野菜を販売していたり、園内で取れた野菜や作物、植物を使って子ども向けのイベントもよく行っています。

【お子さんにオススメのイベント】

第1位
舎人公園さくら祭り
(日暮里舎人ライナー舎人公園駅)
毎年4月に行われるイベントで、出店が出たり、地域のさまざまな職業の方がデモンストレーションを行っていたりと大変賑わっているお祭りです。

第2位
元渕江公園イルミネーション・光の祭典
先ほど紹介した生物園のある公園で12月頃からイルミネーションが始まります。
イルミネーションのドレスや、船、家などお子さんの撮影スポットが満載。
またこの時期の土日は生物園も夜に開園し真冬のホタルを見れるイベントも。

第3位
足立の花火
(北千住または西新井駅から徒歩)
毎年7月と早めに開催される花火大会です。
人出はかなり多いのですが、足立区観光協会やチケットぴあなどでチケットを買えばゆったりと見ることもできます。

第4位
あだち国際まつり
(東武スカイツリーライン梅島駅徒歩7分)
ベルモント公園というヨーロッパの雰囲気が漂うオシャレな公園で毎年文化の日に行われるイベント。
世界各国の踊りや音楽、料理、雑貨販売、日本のこどものあそびコーナーなどが楽しめます。

第5位
あだち区民まつり
(各線北千住より徒歩10分荒川河川敷)
チャンバラ合戦やミニSL、スタンプラリー、タイヤ引きレース、バサーや物産展など親子で楽しめるイベントになっています。
昨年はゆるキャラのスペシャルステージなども行われていました。

◎まとめ◎
どうでしょうか、今まで皆さんが思っていた足立区と少し印象が変わってきたのではないでしょうか?
どんどんと治安が改善されており、公園が多く、静かで、家賃や物価も安い足立区はイメージさえ払拭されてしまえば、子育てをしやすい場所と言えるでしょう。
お子さんを育てる街の候補のひとつに入れてみるのも良いかもしれません。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。