積み木やブロックで遊ぶと賢くなる?

積み木やブロックで遊ぶと賢くなる?

積み木やブロックは、ママやパパが子どもの頃からあるおもちゃですよね。
プレゼントされたり、プレゼントしたりという「定番のおもちゃ」でもあります。
子どもの発達によいといわれている積み木やブロックでの遊ばせ方や声かけには、何かコツがあるのでしょうか。

どうして積み木やブロックで遊ぶといいの?

積み木とブロックで遊ぶことで育まれるといわれているのは「想像力」や「発想力」です。正方形や長方形などの立体を、「自分で考えて組み立てていく」という過程がそういった力を育みます。
また、積み上げる、設置するなどの作業で空間認知力も育ちます。
さらに、積み木やブロックで遊ぶ時は「何を」「どうやって」つくるかということを考えることから始めます。そのため「何を」で目標を設定する力、「どうやって」で論理的思考力も育むことができると言われています。
この力、実は大人になってから仕事をするうえでも、とても大切な力だと思いませんか?
積み木とブロックで遊ぶメリットは、そんなすごい力をつけるおもちゃのひとつなのです。

どうやって遊ぶといいの?

どうやって遊ぶといいの?

積み木やブロックの遊び方はとてもシンプルです。形になっているものを積み上げたり、並べたりすることで子ども自身が思い描くものをつくっていけばよいのです。
けれど、じつはよく考えてみると、それはとても難しいことですよね。
何もないところから生み出すということはママやパパであってもなかなか難しい課題です。
「何をつくろうかな?」ということに時間をとられてしまうと、思い浮かばなくてつまらない!ということもあります。
「今日はお城をつくろう!」「明日は怪獣をつくりたい!」と作るものをはっきりさせることが大切です。
自分で思い浮かばないようだと感じたら、「昨日読んだ『シンデレラ』のお城をつくってみようよ」などと子どもが興味を持つような声かけをしてあげましょう。
作っていく途中でつくりたいものが変わっていくことも悪いことではありません。
積み木やブロックは、子どもが想像して作り始めないと楽しむことができないおもちゃですよね。
何も言わずに積み木を渡して、すぐに遊ぶことができる子どももいますが、興味を持たない子どももいます。
興味を持たない場合は、ママやパパが子どもの前で何かを作って、いっしょにやろうと声をかけながら遊んでみてくださいね。
積み木をひとつずつ上に積んでいくと子どもの背丈より高くできることもあります。それだけでも喜んでくれますよ。

積み木に興味がないと感じたら

2つを合わせるとひとつの動物になるような絵柄のついた積み木を選んでみましょう。
それをきっかけにして、積んだり、並べたりしながらごっこ遊びを楽しむことができるようになるかもしれません。
自分一人では難しそうなときは、ママやも一緒に遊んでみましょう。
小学生位になると、積み木よりも細かいものをつくることができるブロックが主になると思います。
子どもが好きなタイプのブロックを選んであげましょう。
見本があるものの場合でも、見本通りにつくることにこだわらないでくださいね。

声かけや見守りのポイントは?

声かけや見守りのポイントは?

声かけのポイントは、常に何をつくっているのかを本人がわかるようにしてあげることです。
つくっているうちに、何をつくっていたかわからなくなってきたり、どうしていいかわからなくなってきたりすると飽きてしまいます。
迷っているようなときには「どこまでできたのかな?」や「できあがったのかな?」「お手伝いしてほしいことがあるかな?」などと声をかけてみてくださいね。
また時々、ママやパパがひとりでつくって楽しんでいる姿をみせてあげることをおすすめします。子どもは、「何をつくっているの?」と興味を持ってくれることが多く、自分よりもじょうずにできるママやパパに「すごい!」と褒めてくれることもあります。
「どうやってつくるの?」と聞いてきたら、さらにうれしいですね。
積み木やブロック遊びは、子どもが飽きてしまったら終わりにしましょう。短い時間でも構いません。
遊びなので自由にさせてあげてくださいね。
また、上手にできなくて怒り出したり、泣いたりすることもあるかもしれません。
そんなときは叱らずに。「どこが難しかったの?」「どんな風にしたいの?」と聞いて、手伝ってあげてくださいね。

積み木やブロックは、遊んでいる途中で壊れてしまうことということはよくあるものです。思うようにいかないことを経験することも大切なことですね。

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