赤ちゃんはいつ頃からハイハイをするようになるの?

赤ちゃんはいつ頃からハイハイをするようになるの?

赤ちゃんが成長して、いろいろなことができるようになると、ますますかわいさが増してきますよね。とくにハイハイをするようになると、その姿に釘付けになってしまいます。
そんなハイハイは、いつ頃からできるようになるのでしょうか。

赤ちゃんの成長には個人差がある

健診などに行き、同じ月齢の赤ちゃんにあうと、周りの赤ちゃんの成長に驚かされて、つい我が子の成長と比較してしまうことがありますよね。
赤ちゃんの成長には、個人差があるとわかっていても、気になって、つい比較してしまう気持ちはとても理解できます。
けれどやはり、赤ちゃんの成長に個人差はあるものです。ほかの赤ちゃんと比較はせず、お医者様や看護師さん、助産婦さんにアドバイスをいただいたり、正式に発表されている正しいデータを目安にして、成長を楽しむ余裕をもつようにすることはとても大切なことです。

ハイハイはなぜするの?

ハイハイはなぜするの?

赤ちゃんがハイハイをするようになると、パパやママも目線を合わせようと、同じような姿勢をとり、ハイハイのように動くことがありますよね。
ハイハイは、おとなになってからやってみるとわかるのですが、頭と体の部分のバランスをとることが難しく、さらに腕と足で胴の重さを支えるので、とても筋力を使うものなのです。
しかも、ハイハイは手の指先や足の指先にも力を入れています。指先で床を押し出すことで前に進んだり、方向を変えたりしているからです。
赤ちゃんのハイハイは、このように全身のさまざまな筋肉を使って行う、全身運動なのです。
赤ちゃんは、ハイハイをすることで全身の筋肉を鍛えたり、バランス感覚を養ったりして、歩く準備をしているのです。

ハイハイしない子もいるの?

赤ちゃんによっては、ハイハイをしない子もいます。おすわりから、つかまり立ちをする、つまりハイハイをしないで「立つ」ことに挑むタイプです。多くの子は、ハイハイの過程を通過しますが、「立つ」ことにチャレンジする赤ちゃんは、
環境的につかまり立ちをしやすい環境にあったという理由からという話も耳にします。赤ちゃんが育つ環境はいろいろなので、絶対にハイハイをさせなくてはいけないという決まりはありません。
いずれも、今いる場所から移動したい、何かに触りたいという欲求からの行動で、精神的発達が促され、成長しているということなのです。

いつ頃からハイハイするの?

それでは、赤ちゃんは、いつ頃からハイハイをするようになるのでしょうか。
まずは、ハイハイをするまでを簡単に振り返ってみましょう。
ずっと寝ていた赤ちゃんは、3か月を過ぎると首が座ってきます。首が座るとやがて寝返りをするようになりますが、それがおよそ6か月頃といわれています。この寝返りができる頃になると、赤ちゃんはおすわりもできるようになることが多いようです。
赤ちゃんが、おすわりをすることができるようになるということは、とても重要なことで、脳の神経細胞が発達した証であり、またバランス感覚が発達していることを示すバロメーターでもあります。
おすわりもはじめのうちは、手をついて座ることが多いと思いますが、やがて手で支えなくてもバランスよく座っていることができるようになるのです。
手で上半身を支え、腰でバランスをとることができるようになると、腕と腰、そして膝と下半身を使ってバランスをとることができるようになり、間もなく前へ移動することができるようになるのです。これがハイハイです。

ハイハイは促した方がいいの?

ハイハイは促した方がいいの?

「這えば立て、立てば歩めの親心」という昔から使われてる言葉を聞いたことがあるママも多いと思います。この言葉のように、親は我が子の成長を願って、もっと、もっとと先を期待するものだというのは、今も昔も変わらないようです。
では、おすわりができるようになったら、ハイハイをするように促す方よいのでしょうか。
前述したように、赤ちゃんがハイハイするためには、バランス感覚や筋力がつかないとできるようになりません。いろいろなことができるようになるには、赤ちゃんひとりひとりが、自分の発達のペースに合わせて、できるようになっていくことが大切です。
ですので、慌てて早くできるようにさせるのではなく、赤ちゃんのペースに合わせて、できるようになるのを待つことはとても大切なことです。
そのような中で、もう少しでできそううだと感じる場合もあるでしょう。そのようなときは、例えば、赤ちゃんが何かに手を伸ばそうとしたときに、少し近くに引き寄せてあげるなど、もう少しでできそうな状況設定をしてあげて、促すことはよいことといえるでしょう。
まずは赤ちゃんが、何かをとりたい、触りたいと思うことが大切です。

ハイハイをする赤ちゃんがいる家庭で気をつけることは?

一番大切なことは、安全であることです。これは、ハイハイに限らず、子どものいる家庭では、何よりも気をつけなければいけないことですね。
そして、ハイハイをしやすいスペースをつくりましょう。具体的には、赤ちゃんが日ごろ遊んでいるスペースを少し広く設定し、物は置かないようにしておきます。赤ちゃんが、「動きたい」と思うような空間をつくります。
少し離れたところに、お気に入りのおもちゃを置いておくのもおススメです。
また、赤ちゃんの目線は床に接近しますので、床のお掃除はしっかりしておきましょう。家具の位置にも注意してくださいね。特に忘れがちなのは、ローボードやローテーブルなどの角です。赤ちゃんは、自分の目指す場所に向かってハイハイをしますので、家具の角には気がつきません。家具の角や柱にクッション性のあるもので保護しておくとよいかもしれませんね。
さらに、入ってはいけない場所にはフェンスを設置して、入ることができないようにしておきましょう。階段や、キッチンなどは絶対に入れないようにしてください。
また赤ちゃんは、何でも口に入れますよね。口にいれてはいけないものが置いてあったり、落ちていたりしないように気をつけてください。

ハイハイは、まさに赤ちゃんを代表するような行動ですよね。そんなハイハイの時期もあっという間に過ぎてしまいます。
我が子の成長を安全に見守って、子育てを楽しんでください。

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