意外と知らない?抱っこひもの正しい使い方とは

意外と知らない?抱っこひもの正しい使い方とは

初めて赤ちゃんを迎えるママの出産準備で「抱っこひも」は、ほとんどの場合リストに入っていますよね。街中で使っている人もよく見かけるので、ぜひ準備をしておきたいと思っている人も多いことでしょう。
パパが抱っこひもを使って赤ちゃんを抱っこしている光景を目にすることも多くなってきましたよね。パパにも使ってもらいたいと思っているママもいるのではないでしょうか。
抱っこひもは、長い間ママたちの間で重宝に使われてきた便利なグッズですが、じつは、その使い方をまちがえているパパやママもいるようです。
赤ちゃんにとって、負担がないよう安全に使うことができるように、抱っこひもの正しい使い方と注意点をご紹介していきますね。

抱っこひもはいつから使っていいの?

抱っこひもはいつから使っていいの?

抱っこひもの種類によっても違ってきますが、新生児のときから使うことができる抱っこひもがあります。
抱っこひもを出産後の退院のときにはじめて使ったというママは意外に多いようですよ。
赤ちゃんを外出させるのは、首が据わってからというイメージがありますが、新生児期にも赤ちゃんを外出させる機会があります。
退院のときもそのひとつですが、1か月検診のために病院に行くときもまだ赤ちゃんの首は据わっていません。
また、生後1カ月を過ぎたころに行うお宮参りでも赤ちゃんを抱っこしていくことになるでしょう。
赤ちゃんの抱っこにまだ慣れていないかもしれませんし、赤ちゃんの首がしっかりしていない時期なので、抱っこひもがあると安心して抱っこをすることができるでしょう。
新生児期の抱っこひもは一般的には横抱き抱っこひもです。それは、新生児期の赤ちゃんは体に対して頭の部分が大きく、首が据わっていないため頸部が心配なためです。赤ちゃんが仰向けで寝ている状態で抱っこすることができるため、赤ちゃんの体にとっては負担が少ないといえるでしょう。
最近では、首の据わっていない赤ちゃんでも使える縦抱き抱っこひももあります。縦抱き抱っこひもも頸部を保護し安全に使用できるように工夫されています。
さらにスリングという幅広い布をママがたすき掛けにしておなかの辺りにたわむ部分に赤ちゃんを保護する抱っこ用の布もあります。
どれを選ぶかは家族とよく相談をして決定するとよいでしょう。

ベビーカーがあれば抱っこひもはいらない?

最近、ショッピングやレジャー施設ではベビーカーを利用している人がとても多いですね。
赤ちゃんを抱っこするよりも、ママの体に負担もかかりませんし、安全なのでとても利用価値の高いベビーグッズです。
それでは、ベビーカーがあれば抱っこひもは必要ないでしょうか。
赤ちゃんは、4カ月を過ぎたころには首も据わってくるため、ママとの外出も増えていきます。お買い物に連れて行ったり、お散歩をしたりするようになりますよね。
お天気がよいとベビーカーで外出する場合が多いかもしれませんが、ベビーカーで外出した場合でも、抱っこひもは持っていくととても便利です。
とくに赤ちゃんがぐずってしまったときにはベビーカーに乗せたままでは泣き止まないことがほとんどです。
赤ちゃんが泣くのは、必ず理由がありますから、ベビーカーに乗せて泣かせたままでいるのはよくありません。
おむつが汚れているなど理由がわかっている場合は別ですが、なぜ泣いているのかわからないときなどは、抱っこをすると泣き止むことはよくあります。
そんなときに抱っこひもがあれば、抱っこしてお買い物をすることができます。
ベビーカーがあっても抱っこひもがあった方が便利というママはとても多いようです。

抱っこひもを使うときに気をつけることは?

抱っこひもを使うときに気をつけることは?

赤ちゃんの首が据わっていない時期に使う場合は、赤ちゃんの首がしっかりと固定できているか確認することが大切です。
首が安定していないと、赤ちゃんにかなり負担がかかりますので注意しましょう。
首が座ってからは、とくに抱っこひもの中で寝ているときの姿勢に気を配りましょう。
街中で、寝ている赤ちゃんの首が後ろに反り返っていることや、左右どちらかに傾いたままの姿をみかけることがあります。
おとなしく寝ているので安心してしまうかもしれませんが、ずっと同じ姿勢でいる赤ちゃんは、とても負担がかかっています。
東京都生活文化局が記した「抱っこひもの使用上の注意」には「前かがみ、飛びはね、運転、料理、食事等の無理な姿勢をしない」、「窒息防止のため授乳後30分間は使用しない」、「2時間を目安に長時間使用しない」などの注意事項があげられています。

抱っこひもは、ママにとってとても便利なベビーグッズですよね。正しく使って赤ちゃんにとっても快適で安全なものとなるように上手に利用してくださいね。

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