はじめての離乳!子どもが自立する力をサポートしよう!

第一子を育てているママにとっては、何もかもがはじめての経験。母乳やミルクの与え方もそうですよね。じょうずに与えられるようになってきたと思ったら、次のステップである「離乳」のことを考え始めなくてはいけません。
そんな次々やってくる初めて育児に不安になっていませんか?
今回は厚生労働省のホームページをもとにして、赤ちゃんの自立の第一歩ともいえる「離乳」についてくわしく調べてみました。
厚生労働省でも繰り返して示されていますが、赤ちゃんの成長はひとりひとり違っているものです。以下を参考にしながら、楽しんで「離乳」をすすめていきましょう。

そもそも離乳とは?

そもそも離乳とは?

厚生労働省では、離乳食とは「母乳または幼児用ミルク等の乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいう」としています。
さらに「この間に乳児の摂食機能は、乳汁を吸うことから、食物をかみつぶして飲み込むことへと発達し、摂取する食品は量や種類が多くなり、献立や調理の形態も変化していく。また摂食行動は次第に自立へと向かっていく」と離乳食の基本的な考え方を示しています。(厚生労働省ホームページより抜粋)
このように、離乳食は、ただ単に母乳や幼児用ミルクから食品への切替えということだけではなく、子どもが自立していくための支援にもつながっているということになります。

離乳はいつから始めるの?

口当たりをよくし、なめらかにすりつぶした食物を与えるのは、だいたい生後5,6か月頃がよいとされています。
発達の目安にするのは、
首がすっかりすわっていること
支えてあげるとおすわりができること
食べ物に興味を示していること
スプーンなどを口に入れてあげたときに、舌で押し出したりすることが少なくなってくること
などがあげられます。

離乳の進め方の基本

離乳の進め方の基本

離乳は、子ども一人一人、それぞれに個性があります。そうはいっても初めて赤ちゃんを育てているママにとっては、ついついまわりと比べてしまいがちです。
実際に離乳を始めると、今の進め方でよいのだろうか、まったく食べてくれないけれど大丈夫だろうかなどと、さまざまな心配ことがでてくるものです。
食欲は、赤ちゃんでもおとなでも一人一人みんな違っています。そして食文化は地域によって違うこともあります。
ママが不安になる気持ちは十分に理解できますが、あまり神経質にならずに、子どもと楽しみながら離乳を進めていくことが何よりも大切です。
離乳の進め方を厚生労働省では、以下のように示しています。
1.離乳を開始して、だいたい1か月間は、離乳食は1日1回。
  その間、母乳や育児用ミルクは子どもが欲するだけ与える。
2.離乳をはじめて1か月後から、離乳食は1日2回にする。
  母乳や育児用ミルクは、離乳食の後に与え、そのほかの時間は、母乳であれば赤ちゃんの欲しがるときに、育児用ミルクなら3回くらいを与える。
  生後7,8カ月ころになったら、舌でつぶすことができる固さにする。
3.生後9か月頃になったら、離乳食は1日3回にする。固さとしては、歯茎でつぶすことができるくらいにする。
  離乳食の量は、赤ちゃんの食欲をみて調整する。母乳や育児用ミルクは、離乳食の後に与える。
  離乳食のほかに、母乳の場合は、赤ちゃんが欲しがるたびに、育児用ミルクは1日2回位を与える。

離乳で気をつけること

生後9か月を過ぎて、赤ちゃんの離乳食が1日3回になると、母乳や育児用ミルクの摂取量が少なくなってきますね。
それらの摂取が少なくなってくると鉄分が不足することがあります。
母乳には、鉄が含まれていて、さらに母乳に含まれる鉄は吸収がよいのです。また育児用ミルクにも鉄分が含まれています。それらの摂取が少なくなっていく時期には、鉄分の不足に注意するようにしましょう。
育児用ミルクをフォローアップミルクに切り替えて補ってもよいでしょう。

育児用ミルクとフォローアップミルクの違いは何?
育児用ミルクは正式には「乳児用調製粉乳」といいます。原料である牛乳を、母乳の成分に近くなるように栄養成分を強化したミルクです。
フォローアップミルクは、離乳食を始めた赤ちゃんが、離乳食で不足してしまいがちな栄養素を補うために成分を調整した補完食品のひとつです。

はじめての離乳は、赤ちゃんにきちんと栄養が行き届いているか心配になるかもしれません。また、赤ちゃんは日によってよく食べてくれるときもあれば、まったく食べてくれないときもあります。
最近では、インスタグラムなどのSNSでかんぺきな離乳食をアップして、我が子の様子をあげているものもたくさんあります。
そういった情報を自分とくらべて、落ち込んだりするのはママにとっても、赤ちゃんにとってもマイナスです。
赤ちゃんが食べることに興味をもって、食べることが楽しいと思いながら自立していく過程をぜひゆっくりと楽しんでくださいね。

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