
幼児期のお散歩! 何をすればいいの?気をつけることは?
子どもが歩くようになると、家の中で過ごすだけではなく、お外にも連れて行き「お散歩」をさせてあげたくなりますね。
この「お散歩」には、どんな意味があるのでしょうか。お散歩は子どもにとって、どんなところがよいのでしょうか。
お散歩はどんなことをすればいいの?
保育園や幼稚園などでも取り入れられていることが多い「お散歩」。
お天気がよい日などは、子どもたちが、先生と一緒に楽しそうに歩いている姿をみかけることがありますよね。
保育園などでは、まだ多くは歩けない子も、大きなベビーカーに乗せられてお散歩に出かけています。
お散歩は、目的地があって、そこを目指して行くのではなく、家の近くや公園などをのんびりと歩くことをいいます。
公園に咲いているお花をみたり、虫をみつけたりしながら、何気なく目にしたことを楽しむという感じですね。また、お買い物に行く途中、少し遠回りをして、のんびりとお話をしながら歩くこともお散歩でしょう。
お散歩をする場所に決まりはなく、のんびり歩いていても安全で、人に迷惑がかからない場所なら大丈夫です。
お散歩はなぜいいの?そのメリットは?
外を歩くお散歩は、それだけでも開放感があり気持ちが良いもの。
それだけではなく、他にも次のようなメリットがあります。
・歩くことで体力がつく
・開放感を味わうことがでるので、リフレッシュやリラックスする
・自然に親しむことができる
・社会のルールを知ることができる
大きくわけると、このような4つのメリットが考えられます。それでは具体的にどんなことなのでしょうか。
歩くことで体力がつく
おとなでも子どもでも、歩くということはとても大切なこと。
よく歩くと足腰が鍛えられます。けれど、ひとりで歩いていてもあまり楽しく感じません。
幼稚園や保育園でのお散歩は、先生やお友だちと会話を楽しみながら、そしてパパやママと一緒なら、もっと会話が弾むことでしょう。
楽しく歩けば、少しくらい長い距離でも疲れを感じにくいものなので、思ったよりもたくさん歩くことができます。
開放感を味わうことがでるので、リフレッシュやリラックスする
開放感のある屋外は、何もしなくても気持ちがよいものですよね。
お天気がよければなおさらです。
お散歩は、ゆっくりとした動きで体を動かすので、リフレッシュ効果が高まります。
また、室内から屋外に出ることで気分が変わり、リラックスすることもできます。
自然に親しむことができる
お散歩をしていると、道端にはお花が咲いていたり、樹木に実がなっていたりすることがあります。
「これはタンポポっていうのよ。」「この草は、鳥が食べることもあるのよ。」「この木になっているのは柿よ。」など、知っているものがあったら子どもに教えてあげましょう。
モミジの葉やドングリなどが落ちていたら、拾って持ち帰ってみるものいいですね。モミジの葉は貼り絵にしたり、ドングリでコマをつくったりしても楽しいでしょう。
子どもが少し大きい場合は、いろいろな葉っぱを拾ってきて、何の葉か調べてみてもよいでしょう。
社会のルールを知ることができる
お散歩に行く途中には、守らなくてはいけないルールがあります。
歩行者用道路では、なるべく端を歩くことや信号機の赤は止まるといったルールです。
お散歩は、こういった交通ルールや簡単な道路標識を子どもに教えるよい機会になります。
おとなが一緒だからといって、点滅している青信号を無理して渡るというような行為は控えましょう。
お散歩をするときに気をつけることとは?
おとなが交通ルールに沿って行動する姿をみせましょう。
また、子どもから目を離さないように気をつけましょう。
とくにお散歩の途中で、立ち話に夢中にならないようにしてくださいね。
そのほか、子どもは何かに興味をもって、急に車道へ飛び出そうとすることもあるので、注意が必要です。マンホールのふたの段差などもつまづきやすい場所です。
そして、気がつきにくいのが子どもの靴のサイズです。
子どもの足と靴のサイズがあっているか散歩前に確認をしてから出かけましょう。
子どもの成長は早いため、あっという間に足が大きくなり、靴がきつくなっていることがあります。
サイズが合わない靴を履いていると、指の先がのびないため、爪が変形することもあります。
窮屈な靴では、せっかくのお散歩を楽しむこともできませんね。
子どもとのお散歩は、楽しいだけではなく、さまざまなメリットがあります。
お天気や体調がよい日は、手をつなぐなどのスキンシップをとって、たくさん会話をしながらお散歩を楽しんでくださいね。
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