赤ちゃんと犬!なかよく暮らすにはどうしたらいいの?

犬と一緒に暮らしている人にとって、ペットである犬は家族同然です。
けれど、赤ちゃんと一緒に暮らすとなると、今までと同じとはいかないこともありますよね。
そこで、今回は犬を飼っているおうちで、赤ちゃんが生まれたら、どんなことに気をつけたらよいかを考えてみました。

赤ちゃんがいても犬を飼っていて大丈夫?

赤ちゃんがいたら、犬を飼うのはよくない、ということは言われていませんが、気をつけなくてはいけないことがいくつかあります。
それまでよりは、多少気を使うことが多くなって、大変だと思うこともありますが、慣れてしまえばそんなに大変なことではありません。
赤ちゃんも少し大きくなってくれば、犬と寄り添う姿や一緒にお散歩をする姿を目にして、その姿を愛おしく思うようになるでしょう。
きっと犬を飼っていてよかったと感じるのではないでしょうか。
ちょっとした注意と工夫で、赤ちゃんがいても楽しく、そして癒し効果も高いで暮らし方ができるはずです。

どんなことに気をつければいいの?

どんなことに気をつければいいの?

赤ちゃんがいる家庭で犬を飼う場合に気をつけることは、赤ちゃんと犬、そのほかの家族みんなが、楽しく快適に過ごせる部屋づくりをしていくことがポイントです。
そのポイントは、大きく分けると2つあります。ひとつが「衛生面」そしてもうひとつが「安全面」です。
それでは、それぞれについて具体的にご紹介していきましょう。

衛生面で気をつけること

生まれたばかりの赤ちゃん、特に新生児は、菌やウイルスに対する抵抗力がとても弱く、感染症にかかるリスクが高いことはみなさんもよくご存知ですね。
風邪やインフルエンザといった病気を、家族が外部から病気を持ち込まないように、それまでよりも念入りに手洗いやうがいを心がけるようになるものです。
自分自身が風邪などを引かないように、健康管理も怠らないようにしますよね。
それと同じように、犬と暮らしている場合は、犬を介して感染症にならないように気を配ることが大切です。
このリスクを回避するために、赤ちゃんが犬に触れることがないように配慮しましょう。そのひとつとして、赤ちゃんの寝る場所を考えてください。
できることならば、赤ちゃんが寝る場所は、ベビーベッドがよいです。
ベビーベッドは、床から高さがあり、落ちないように柵もあります。
犬が赤ちゃんに触れないだけではなく、上に乗ってしまうという危険も回避することができます。
また、赤ちゃんに触れない予防法として、ペット用のゲートを使って赤ちゃんのいる空間に犬が入ることができないように仕切りをすることもおススメです。
ペット用ゲートでなくてもベビーゲートでもよいですね。
赤ちゃんが大きくなってきたときにも利用できます。
このように、赤ちゃんの寝ている場所に犬が近づかないような工夫をしましょう。
そのほか、犬を触った手で直接赤ちゃんに触れないように気をつけましょう。
犬を触ったら、必ず手を洗うように習慣づけてくださいね。
さらに、赤ちゃんによっては、犬の抜け毛やふけ、よだれや尿などにアレルギー反応を起こす場合もあります。
犬の毛やふけがアレルゲンとなる場合もありますので、こまめにお掃除をして、お部屋を清潔にするように心がけましょう。
空気清浄器などを利用するのもひとつの方法です。
特に新生児期は、赤ちゃんに、どのようなアレルギーがあるかわからない場合が多いので、赤ちゃんのいる寝室には、犬は入れないようにして、少しずつ様子をみていく、という方法がよいかもしれません。
赤ちゃんが、ハイハイを始めるころになったら、エサの容器や水の容器、トイレの位置にも気を使いましょう。
赤ちゃんは、どんなものにも興味をもって、いろいろなものを手にとり、口にしてしまいますよね。
赤ちゃんと犬の一緒に過ごす時間をもつようになっても、こういったアイテムは、赤ちゃんの手が届かない場所に置くようにしましょう。

安全面で気をつけること

安全面で気をつけること

赤ちゃんと犬の生活で心配なことに安全面がありますね。
犬が赤ちゃんを噛んでしまったり、上に乗りかかってしまったりすることがないともいえません。
赤ちゃんと犬が一緒にいるときは、目を離さないように十分な注意が必要です。
犬にとっては、今までいなかった赤ちゃんがいることは、ストレスに繋がる場合もあります。焼きもちをやくという話も耳にしますよね。
飼い主さんが赤ちゃんにばかり目を向けていることに焼きもちをやいて、ガブリ!ということがないようにするには、目を離さないということが何よりも大切です。
しつけが行き届いた犬であっても、油断せずに注意を払い、赤ちゃんにケガをさせないことは、赤ちゃんにとっても、犬にとっても、そして家族にとっても大切なことです。
犬が焼きもちをやくことがないように目を配るなんて大変!と思うかもしれませんが、赤ちゃんに兄弟姉妹ができた場合にも言えることです。
これまでと同じように愛情をかけるだけで大丈夫なので、グルーミングをしてあげたり、撫でてあげたりと、犬も今までと同様にかわいがってあげましょう。
そして、新生児のときには、生活の場を別々にしていた赤ちゃんと犬も、いつまでも触れ合わせないようにしている訳にはいきません。
犬の性格にもよりますが、穏やかな性格の犬の場合は、赤ちゃんを優しく見守ってくれることもありますので、時期を見計らって、赤ちゃんと犬を会わせてあげましょう。
けれど、いつから赤ちゃんを犬と触れ合わせるかについては、少しずつゆっくり、できるだけ慎重に、家族でよく相談して決めていくようにしてください。
大切なことは、赤ちゃんと犬の様子をよくみて、パパやママが「大丈夫」と思えること。赤ちゃんが、どんなに成長しても、不安に感じるならやめたほうがよいでしょう。

赤ちゃんと犬との生活は、大変な面もありますが、メリットもたくさんあります。家族が増えることで、それまでの家族のかたち、暮らし方が変わっていくのは当然です。
犬を飼う場合は、赤ちゃんが生まれてからのことも想像して、自分たちらしいライフスタイルをつくっていってくださいね。

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