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離乳食を急に食べなくなったのはなぜ?食べない原因と対処法を解説!

離乳食を急に食べなくなったのはなぜ?食べない原因と対処法を解説!

昨日まで食べていたのに…離乳食の悩みは尽きない!

生後約半年から始まる離乳食。
栄養を母乳やミルクだけでなく食事からとれるようになるという事は、ママにとって嬉しい成長であり、我が子の成長をしみじみと感じるきっかけになっているのではないでしょうか。

しかしその反面、ママにとって何かと悩みが多いのもまた事実。
離乳食開始からなかなか食べてくれないケースや、今まで順調だったのに突然食べなくなってしまうケースなど、離乳食はママの心が挫けそうになる悩みの種になりがちです。

せっかく用意した離乳食を食べないというのはママにとってストレスの大きいものですが、昨日まで食べていたのに急に食べなくなるというのは非常に心配になりますよね。

急に離乳食を食べなくなってしまう原因とは、一体何なのでしょうか?
今すぐできる対策と合わせて、わかりやすく解説していきます。

急に離乳食を食べなくなった!考えられる原因は?

急に離乳食を食べなくなった!考えられる原因は?

昨日までは普通に食べていた離乳食。
しかし翌日から突然泣いたり嫌がったり食べなくなってしまうと、とても心配になりますよね。

急にご飯を食べなくなってしまう原因とは、どういうものが考えられるのでしょうか?

身体の不調で食べられない

言葉をしゃべれない時期だからこそ、小さな体調の変化には気づきにくいものです。
「お腹が痛い」「喉が痛い」と喋ってくれればわかりますが、発語がまだできない時期の赤ちゃんは泣くか嫌がるしか伝える術がありません。

お腹の調子があまり良くない場合や風邪などの身体の不調が完治していない場合は、それが原因になっている可能性があります。
喉から来る不調の場合は飲み込むことが難しいので、急に食べなくなる事も珍しくありません。

気分が乗らなくて食べたくない

離乳食が始まった頃から、赤ちゃんの世界は日々大きく広がっていきます。
今まで見えなかったものが徐々に見えるようになったり、色んなものに興味が沸いてきます。

そのため“食事をする”という習慣が完全に出来ていない時期は、食事をするよりも他のものに夢中になっていることも多いので単に気分が乗らない可能性があります。

大人もなんとなく食事の気分ではない時があるように、赤ちゃんにもご飯の気分ではない時が存在します。
泣いて嫌がって一口も食べない時は、遊びたかったり眠かったりという理由が原因になっていることも珍しくありません。

好き嫌いがはっきりしてきた

赤ちゃんの成長は目に見えるものだけでなく、味覚や嗅覚なども日々発達していきます。
そのため、昨日まで嫌いだったものが急に好きになったり、好きだったものが嫌いになったりという事も珍しくありません。
好きだと思って与えたのに急に食べなくなってしまうと心配になりますが、他の食材を美味しそうに食べている場合は好き嫌いが出てきた可能性があります。

食感が嫌いで食べたくない

離乳食は柔らかいものが多く消化に良い食べ物が多いですが、赤ちゃん用のおせんべいやビスケットなどを与え始めると自分好みの食感とは違う柔らかい食感の離乳食を食べなくなる事があります。
歯が生え始めて歯がゆい時などに固いものを好むようになる赤ちゃんも少なくありません。

離乳食を食べないのに赤ちゃん用のおせんべいやビスケットは食べる、という場合は固形物を好んでいる可能性があるので、ママは大変ですが工夫が必要になってきます。

満腹中枢が機能してきている

赤ちゃんの満腹中枢は月齢が進むにつれて機能してきますが、2歳頃までは完全ではありません。
個人差はありますが、満腹中枢がしっかりと機能する日もあればいつまでも食べ続けられる日もあります。

いつもは食べるのに急にいつもの量を食べなくなった場合は、満腹中枢が発達してきている証拠かもしれません。
元気があって、体重が減ってきていないようなら満腹中枢が機能してきている可能性があります。

メニューに飽きてきた

離乳食は徐々に食べられる食材を増やしていくので、どうしてもメニューがワンパターンになりがち。
好き嫌いが早い段階である子は更に食べられる食材の選択肢が少なくなるので、ママも困ってしまいますよね。

しかし同じメニューに飽きが来るとどうしても他の食事も食べなくなってきてしまうので、味を変えてみたり好物の食材を入れてみたり、マヨネーズやケチャップなどを少量使っても大丈夫な1歳頃の場合は調味料を少量混ぜて味を変えてみるなどの工夫が必要です。

便秘で離乳食を食べられない

便秘になりやすい赤ちゃんは、便秘になるとご飯を食べなくなることがあります。
お腹が苦しくて食べたくても食べられない可能性があるので、便秘が原因であることをママさんが把握しているようなら、食事で便秘を解消させる方法以外での便秘解消方法を試しましょう。

いつも食べられるのに食べられない、という事を赤ちゃん自身も理解しており、自分の身体のどこかがおかしいという事も把握しています。
離乳食を食べてくれれば便秘も解消するのに…と思いがちですが、まずは水分を多く摂ったりマッサージをしたりするなどの“便秘への対策”が重要です。

離乳食を食べてもらうために今日からできる対策とは?

離乳食を食べてもらうために今日からできる対策とは?

成長が著しい時期だからこそ、しっかりと食べ物から栄養を摂って欲しい…というのがママの切実な願い。
手作りかベビーフードかという事は全く関係がなく、離乳食を進めるという事そのものがママの愛情です。

離乳食を食べないことへの心配や追求、対策を試行錯誤するのも愛情あってこそ。
食べないことにヤキモキする事もありますが、急にご飯を食べなくなってしまった時はこれからご紹介する対策をぜひ試してみてくださいね。

味付けや食材を変える

食べられる食材の少ない時期はどうしてもメニューがループしがち。
元気もあっていつもと特に変化が見られないようなら、まずは味付けや食材を変えてみましょう!

どう工夫すれば良いかわからない…という場合は、レシピサイトや検索エンジンなどで検索をしてみると突破口が見つかりやすいです。
最近はレシピ動画アプリでも離乳食のレシピが増えてきているので、料理が苦手なママも一度検索してみてはいかがでしょうか?

抱っこで食べさせてみる

2歳くらいまでの赤ちゃんはとても甘えん坊な子も多く、常にママにべったり…というケースも。
ママの抱っこが大好きな赤ちゃんの場合は、ハイローチェアなどの専用の椅子ではなく抱っこで食べさせてあげると食べるようになることがあります。

数回抱っこで食べさせただけでは抱っこでしかご飯を食べなくなってしまうという事態にはなかなかなりません。
ママの抱っこで安心して食べてくれる場合は、椅子に戻さずそのまま抱っこで食べさせてあげましょう。

子どもと一緒にご飯を食べる

大人のしていることに興味が出始める1歳前後の赤ちゃんの場合は、一緒にご飯を食べることで離乳食を食べないという問題があっさり解決することがあります。
子どもと同じようにスプーンを使ってご飯を食べてみるのも良いですね。

大人のまねっこが大好きな時期の1歳前後の赤ちゃんの場合は、子どもの目を見ながらご飯を食べて「美味しい!」と笑顔を見せると同じようにご飯を食べてくれる可能性があります。
今まで子どもと別でご飯を食べていたママは、これを機会に一緒にご飯を食べるようにしてみてはいかがでしょうか?

食べ物の固さを変えてみる

離乳食は嫌がって食べないのに生の野菜や赤ちゃん用のおせんべいは食べる、という赤ちゃんの場合は“食材のかたさ”に注目してみましょう。
赤ちゃんの消化に良い柔らかめの食感が嫌いな赤ちゃんって実は少なくないんです!
特に歯が生えてくる時期は歯がゆさもあってかたい食材を好むことがあります。

どんなものなら食べるのかを見つけるのはなかなか難しいですが、かための食材を与えてみてもし食べるようならおかゆではなく表面をカリカリに焼いたフレンチトーストにしてみるなどの“固さの工夫”をしてみましょう。
お焼きなどのレシピもレシピサイトにたくさん掲載されているので、食べられる食材と照らし合わせて一度作ってみてはいかがでしょうか。

スプーンを持たせてみる

1歳前後になると、赤ちゃんは自我が出てくるようになります。
特につかみ食べをするようになると「自分で食べたい」という自我がわくようになるので、スプーンで食べさせようとすると怒ったり嫌がったり吐き出す場合はスプーンを持たせてあげてみましょう。

離乳食開始直後の赤ちゃんでもスプーンを持ちたがることがあり、スプーンを持っていることで安心してご飯を食べるケースもあります。

ご飯を自分で食べたがるというのはママにとって寂しくもあり嬉しくもある成長。
スプーンを持たせると機嫌が良くなる場合は、上手に食べられなくてもまずは見守ってあげましょう。

大人と同じものを食べさせる

1歳を過ぎて離乳食も完了期に入ったら大人と同じものを食べさせる、というママは少なくありません。

揚げ物やお刺身などの生ものは避けますが、味覚が発達してくると調味料をまったく使わない薄味の離乳食を嫌がることがあるので、大人のご飯もいつもより薄味にして一緒のものを食べることで“ご飯を食べてくれない問題”が解決することがあります。

特に大人の食べているものに興味が出てくる時期なので、離乳食を食べていても大人の食べているものに手をのばしてくる様子が見られた場合はこの方法が効果的です。

離乳食を大人と別で作っていたママもこの方法をするようになると心身ともに今までよりも余裕ができるので、ママにとっても良いことだらけですね!

医師に相談してみる

どの方法を試しても何日もまったくご飯を食べない状態が続いている場合は、目には見えない不調があることがあります。

喉や腹部に違和感があるだけでもご飯を食べなくなる赤ちゃんは意外にも多く、悪化する前の兆候としてママに知らせてくれている可能性があります。

「なんだかおかしい…」と感じたら、信頼できる医師に相談してみることでママも安心できるのではないでしょうか。

食べなくても大丈夫!離乳食を食べない時のママの心構え

ご飯を食べない…と心配になるのは、我が子への愛情ゆえ。
周りに「心配しすぎ」と言われても、心配する気持ちは間違っていません。

ですが、ママのイライラやヤキモキした気持ちはママのお腹で育ってきた赤ちゃんだからこそダイレクトに感じ取ってしまうもの。
我が子が心配で何も手に付かない…という状態になってしまうと、赤ちゃんもママが心配で何も手につかなくなってしまいます。

子どもがご飯を食べなくなってしまうと、ママ自身の心も余裕がなくなってしまいがち。
そうなった時にママが安心できる「心構え」を紹介します。

無理に食べさせなくてOK!気軽にフォローアップミルクを

2歳頃まで赤ちゃんは食べたり食べなかったりの繰り返しです。
食事にムラがある赤ちゃんに不安になりながらも、それでも子どもは大きく育っていきます。

「なるべく食事から栄養を摂って欲しい」というのがママの本心ですが、食事を食べない時は気軽にフォローアップミルクを使いましょう!
母乳信仰の強い日本ではミルクを使うということが非常にネガティブに捉えられがちですが、栄養価が高く品質の良いフォローアップミルクは子どもの成長に大きな役割を果たしてくれるものです。

ミルクを使っているからといって母親失格なんてことは絶対にありません。
いつか子どもはフォローアップミルクを飲まなくなり、食事だけで栄養を摂るようになります。
心がどんどん煮詰まってしまう前に、ミルクという大きな味方を気軽に使ってみましょう!

ママの心からの笑顔が赤ちゃんにとっての一番の幸せ

「子どもの前では笑顔でいたい」と思う反面、そうも言ってられない出来事が育児の中では多々あります。

育児は不安や心配、喜びと寂しさの繰り返しですよね。
ですがそれを幸せに感じられるのは、可愛い我が子だからこそ。

ご飯を食べない我が子にどうにか食べてもらおうとニコニコ笑顔でいても、おなかの中で十月十日を過ごしてきた赤ちゃんはママの様子がおかしいことに気付きます。

子どもの様子に特に変化がないようなら、数日間は様子を見て大丈夫です。
その間は「食べないもの」と割り切ってご飯をあげましょう。

食べない間は少しくらい手を抜いても大丈夫。
どんな対策をしても効果がなく、心配が大きくなってきたら医師に相談すればOKです!

子どもにとってママの心からの笑顔が一番の幸せであることを、忘れないでくださいね。

悩み過ぎず、子どもの様子を見ながら離乳食を進めよう!

ママだからといって、発語のできない子どもが何を考えていて何がしたいのかをすべて察することは不可能です。
大人であっても、自分の身体の不調を医師に的確に伝えることは難しいですよね。

離乳食でのつまずきはママにとって大きなストレスになりやすく、ネガティブになってしまいがちです。
しかし離乳食を食べなくなってしまうのは決してママが悪いわけではありません。

離乳食にもいつか必ず終わりがやってきます。
だからこそ自分を責め過ぎず、子どものペースに合わせて楽しく離乳食を進めてくださいね!

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