公園デビュー

公園デビューはママたちの間で関心が高いことの一つですね。
その公園デビューとは、そもそもいったいどんなことをいうのでしょう。
また、気をつけたいことなどもあるのでしょうか。
公園デビューについて、ママたちの気になることを調べてみました。

公園デビューとは

「公園デビュー」について、きちんと定義されたものはありませんが、一般的には、乳幼児期の子どもといっしょに公園に行き、同じくらいの子どもをもつ親子の仲間に入れてもらうことをいいます。
我が子を連れて、初めて公園に行くときには、すでにコミュニティーができていることが多く、そこに自分が新しく入っていく形になるため「デビュー」という言葉が使われます。
そして、うまく仲間入りをすることができれば「デビュー成功」、残念ながらうまく仲間入りをすることができなかった場合は「デビュー失敗」などといって、母親にとっては育児をしていくうえでの関門のひとつのように思うママたちもたくさんいるようです。

公園デビューっていつから使われている言葉なの？

そんな「公園デビュー」とは、ずっと昔からあったことなのでしょうか。
実はこの言葉が使われるようになったのは、ほんの少し前で、１９９０年代の中頃といわれています。
早い人ではすでに、お孫さんがいらっしゃるくらいの世代の方が、母親になった頃からマスコミを中心にして「公園デビュー」という言葉が使われ始めました。

公園デビュー、いつすればいいの？

公園デビューはいつすればいいか気になるでしょうが、決まった時期というものはありません。
子どもが生まれた季節によっても違いますし、子どもの発達の度合いによっても、さらにはママの体調などによっても違ってきます。
基本的には、自分が子どもを公園に連れて行ってみようと思ったときに行けばよいのです。
ただ、子どもが歩けるようになってきたころの１歳前後が一番多いみたいなので、そのころを目安にするのもよいかもしれません。

どの公園に行ったらいいの？

公園デビューをする公園は、自分の家から近い方が便利です。子どもがおむつをしている場合はまだ安心ですが、おむつをしていない場合、急にトイレに行きたくなったときに、公園のトイレが使いにくいこともあります。
とはいえ、都合よく近くに公園がない場合もあります。
そんなときは、事前にトイレのチェックやベンチの有無などを調べておくことで安心して出かけることができます。
また、自分が行こうと思っている公園には、どれくらいの月齢、年齢の子が来ているかを先に調べておくとよいでしょう。
曜日によって集まっているグループが違っていたり、時間帯によってグループが変わったりと公園によってさまざまです。
自分の子どもの月齢、年齢に一番近いグループが遊びに来ている日にでかける方が、ママ同士の会話も子どもの遊びもしっくりなじみやすいといえます。
もし、その公園に来ている親子が、あまりにも自分の子の月齢、年齢と差があるようならば、別の公園に行くことを考えても。また、考え方を変えて、異年齢の子どもとのかかわりを味わおう！と思ってもいいかもしれません。

公園デビュー、どうやってするの？

公園デビューの方法にも決まりはありませんが、子どもが歩けるようならば、お砂場セットなどを少しだけ多めにもって出かけてみることはおすすめの方法です。
子どもは、遊びに夢中になると、自分のおもちゃとお友だちのおもちゃの区別を意識しないで使うこともあるので、そばにいたお友だちが使っても、自分の分に困らないような準備をしていくと、なかよくなるきっかけにもなります。
また、すべり台やブランコなど、ひとりずつ使う遊具は、順番に使うため、「つぎにすべっていいですか？」などの声かけをきっかけに、ママともお話しするチャンスをつくりやすいものです。

公園デビューで気をつけることって何？

公園デビューは、ママ自身が緊張することもあるので、自分のことに気持ちがいってしまうこともありますが、自分の子どもから目を離さないようにしましょう。
注意はいつも子どもに向けているようにして、怪我などがないようにすることが一番大切です。
安全面は十分に配慮しなければいけませんが、それと同時に、暑すぎたり、寒すぎたりしていないかと天候や環境にも気を配って、元気に遊べているかをよくみてあげましょう。
疲れている様子が見えたり、機嫌がよくないようだったりした場合は、予定より早いと思っても、帰宅することをおすすめします。
そして、早めに帰るときは、周りのママたちに「お先に。」などと、ひと声かけると、お互いに気持ちよく別れることができます。

公園デビューを不安に思っているママはたくさんいるかもしれません。
けれど、フルタイムで働いているママは、公園デビューをしない方もたくさんいます。
また、公園デビューをしないからといって、その後、幼稚園でお友だちができないかというとそんなこともありません。
公園デビューでトラブルになるのは嫌ということで、最初からしないと決めている方もいるとか。
あまり難しく考えずに、近くにある公園に行って、子どもを遊ばせてみましょう。誰かがいたら、そのときは一緒に遊べたらいいと考えてみるのもいいかもしれませんね。