成長別危険な場所

成長別危険な場所

家の中の危険なもの

家の中の危険なもの

家族にとって安全で快適な家の中。実は小さな子どもたちにとっては、危険なものもいっぱい。「ここなら大丈夫。」そう思っていた場所でもヒヤッとした、という経験がある方もいるかもしれませんね。
今回は、就学前のお子さまのいるご家庭で気をつけたい安全面についてまをとめてみました。

発達段階でちがう危険なもの

ねんねをしている赤ちゃんは、自分のちょっとした動きで危険な目にあっても、自力で回避することは難しいですよね。そうかと思うと、小学校入学前の子どもは、危険を自力で解決しようとして、かえって危ない目にあうこともあります。
このように、子どもは発達段階によって危険を察知する能力も、力もちがうため、安全を守るためには、子どもの発達段階に応じた対策がとても大切になってきます。
そこで、発達段階ごとに、どんな危険があるのか、そしてその危険を回避するためにはどうしたらよいかを考えてみました。

寝ている赤ちゃんのころに気をつけたいこと

寝ている赤ちゃんがいるご家庭では、赤ちゃんの上に何かが落ちてくることがないように注意することがとても大切です。
特に頻繁に使うティッシュ類、ガーゼなどは、赤ちゃんの寝ている近くに置くこことも多いでしょう。けれど、こういったものを置くときは、ベビーベットの下など落下しないような場所に置くなどの工夫が必要です。
また、赤ちゃんの顔の近くにガーゼやタオルなどを置きっぱなしにしたり、寝具で顔が埋もれてしまったりして、呼吸ができないという危険がないように気をつけてくださいね。寝返りをするようになったら、スタイのひもなどに注意し、首にからまらないようにしましょう。

少し動けるようになるころは?危険な場所 その1

リビングや子ども部屋など、子どもがよく使う部屋
赤ちゃんが、ハイハイやつかまり立ちができるようになると、歩けるようになるものあと少しですね。このころは特に注意が必要で、目が離せない時期でもあります。
ペットボトルのふたや輪ゴムなど小さいものが落ちていたりすると、それを口に入れてしまうこともあります。
また、コンセントにつないでいるコードに興味をもって、コードを抜いたり、コンセントプラグに指を入れようとすることもあります。
危険を回避するには、小物は収納する、コンセントプラグカバーなどを取りつけるなど工夫をしてみてください。
そのほか、この時期はまだ足元が安定しないため、転んだり、テーブルや棚の角にぶつかってしまったりすることもあります。家具の角でケガをすることがないように、角を柔らかく保護するようにしておくと安全です。

少し動けるようになるころは?危険な場所

少し動けるようになるころは?危険な場所 その2

お風呂場などの水回り
お風呂場などの水回りは、子どもには開けることができないようにしておきましょう。子どもは水遊びがとてもすきですよね。自由に出入りができると、洗面器に水が入っているだけでも遊びたくなってしまうかもしれません。また、お風呂のふたにも興味をもって外してしまうこともあるかもしれません。うっかり入ってしまったらと思うだけで怖いですよね。水に関しては、これくらいならと過信せずに十分な配慮をしてくださいね。

少し動けるようになるころは?危険な場所 その3

キッチン
キッチンは危険なものがたくさんありますよね。ガスレンジは、スイッチを押して着火してしまったら大変です。包丁が入っている引き出しや扉を開けて、手にとってしまうということも考えられます。また、ポットのボタンを押してお湯が出てしまったり、炊飯器の蒸気に手を触れてしまったりと、子どもには触れさせたくないものがたくさんあります。
キッチンは危険がいっぱいなので、できれば子どもが入ることができないようにしたほうがよい場所です。

子どもにとって危険なものとは

子どもは家の中でも元気に動き回ります。まずは、それを意識して家の中を見回してください。動きが活発になってくると、ソファやイスからジャンプをすることがあるかもしれません。出窓から、外をのぞいてみようとして落ちそうになるということも考えられますね。また、おとなよりも背丈が低いので、テーブルなどにぶつかる危険も高いといえます。
こういった家の中の危険なものから子どもを守るためには、子どもの目線と動きをよく考えて、高さのあるもの、とがったもの、不安定なものなどがないように工夫をすることが大切だといえます。

子どもの安全はとても心配になりますが、それで何もさせないというわけにはいきません。子どもの成長はとてもはやいもの。そしてできなかったことができるようになるのは親の喜びでもあります。子どもが安全で楽しく生活できるように、子どもの発達をみながいろいろと工夫をして子育てを楽しんでくださいね。

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