賢い子に育てる秘訣ってある?

賢い子に育てる秘訣ってある?

幼稚園入園前までのこと

将棋界の若きエース、藤井聡太四段は、幼児期にモンテッソーリ教育を受けたということで、モンテッソーリ教育や幼児期の教育に人々の関心が集まりました。
このモンテッソーリ教育や幼児期の教育が大切といっても、それをくわしく学ぶのは少し敷居が高い気もするし、できるかどうかもわからないと思っている方もいるかもしれません。
実は、モンテッソーリ教育を知らなくても、ちょっとしたことに気をつけるだけで、子どもを賢い子に育てることができるかも?と知ったら試してみたくなりますよね。

親が子どもに求めるものは?

親は、子どもが生まれると、おそらく「元気に育って欲しい」と願うにちがいありません。生まれた瞬間の子どもをみて、賢い子に育ってほしい、頭のよい子に育ってほしいとまでは思わないものです。
では、いったいどのくらいになると、そう思うようになるのでしょうか。もちろん、人それぞれではありますが、子供が成長していく中で、いろいろなことができるようになってくると、そしてさらに周りと比較することができるようになると、親は、我が子の出来が気になりだします。今よりもさらにできるようになって欲しい、あの子よりもできるとうれしいと、親の気持ちに「欲」がでてくることが多いのです。
もちろん、この「欲」は、決して悪いものではありません。けれど、それが過剰になると、子どもの成長にそぐわないものになってしまうということもあるものです。

子どもはみんな能力がちがっている

子どもはみんな能力がちがっている

人はそれぞれみんなちがったよさをもっていますよね。詩人、金子みすずさんの詩にもあるように「みんなちがって、みんないい。」とは、まさにその通りです。
子どもは、それぞれちがった能力をもって生まれてきます。親は、それをみつけてあげること、そしてそれを認めてあげることがとても大切です。
ときには、それは親の価値観では、理解し難いものという場合もあるかもしれません。たとえば、爬虫類が大好きで、トカゲやカナヘビを探したり、捕まえてくるという場合は、親が爬虫類が苦手だとやめさせたくなるかもしれません。けれど、子どものことを考えた場合は、それをやめさせることはあまりよいこととはいえないのです。
そんなときは、「お母さんは苦手だから、触れなくてごめんね。」といったり、「捕まえられるなんてすごいね。」といってほめてあげましょう。
子どもが興味を持っていることを否定しないようにすることは、子どもを賢い子に育てるためには必要なことのひとつといえるのです。

子どもの賢さとは

このようにちがった能力、いわゆる個性といわれるようなものを、みつけて伸ばしてあげることができるのは親だからこそ。子どもの賢さは、そういった個性を、伸ばしてあげることによって育つといえるのです。
たとえば、歌が大好きな子だと感じたら、ピアノを習わせてあげたり、音楽教室に通わせてあげたりするのはひとつの選択肢。お母さんが、ピアノが弾けるようだったら、お家でピアノを弾いて聞かせてあげてもよいのです。
また、絵を描くことがすきそうだと感じたら、たくさん紙を用意してあげて、自由にすきなだけ描かせてあげましょう。
ブロック遊びに夢中になっているようだったら、つくった作品をほめてあげながら、たくさん遊ばせてあげましょう。
砂遊びにずっと没頭しているようなら、時間が許す限りさせてあげるとよいでしょう。
子どもが、楽しんでしていることを、伸び伸びと自由に思う存分させてあげると、夢中で遊ぶことから集中力、そして遊びを工夫することから思考力も高まるといわれます。
まず、一番大切なことは、自分の好きなことを好きなだけ楽しめることなのです。

どうしたら賢い子に育つの?

どうしたら賢い子に育つの?

子ども自身が好きなことを伸び伸びと自由に楽しむことができると、こうしたらどうだろう、こっちの方がいいかも、などと工夫をするようになります。また、好きなことをやるために、しなければばらないことを早くすませよう。限られた時間の中で、できるだけ楽しめるようにしよう、などと考えるようになるでしょう。
このような自発的に考える力が、子どもを賢くさせていくのです。

我が子が、賢く育ってくれるのは、うれしいものですよね。小さいころは、いろいろなことに興味関心があると思うので、できるだけたくさんのことに触れさせてあげると、その中にきっと子どもが好きなものがあるはずですよ。

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