赤ちゃんが離乳食を食べないときはどうする?

赤ちゃんが離乳食を食べないときはどうする?

離乳食を始めると、ママは、赤ちゃんが嫌がって食べてくれないということや、今までよく食べていたのに、急に食べなくなってしまったという悩みをもつことがあります。
ミルクをよく飲む、おっぱいをよく飲むという行為は、赤ちゃんの元気の目安にもなりますから、離乳食を食べないと不安になりますよね。
どうして赤ちゃんは、離乳食を食べてくれないことがあるのでしょうか。
その理由を考えてみました。

離乳食とは

それまでミルクやおっぱいを飲んで栄養をとっていた赤ちゃんが、その栄養源を食品からとるように切り替えるときの食べ物を「離乳食」といいます。
そして、この離乳食を食べる時期の赤ちゃんのことを「離乳期」といいます。
離乳食を食べ始める時期は、とても個人差があり、赤ちゃんによってちがいますが、4か月くらいから初めて、1歳半になるくらいまでには、パパやママと同じものを食べるようになるようにするのが、だいたいの目安となっています。
離乳食を食べ始める時期や、終わりにする時期は、赤ちゃんの成長や興味によってひとりひとりちがうので、あまり過敏にならずに、赤ちゃん自身に合わせて進めていくことを大切にしてくださいね。

離乳食はどうやって進めるの?

離乳食はどうやって進めるの?

離乳食を進めていく時期は、大きく4つの段階に分けている場合が一般的です。
月齢と食べ物の状態で分けていて、つぎの4つになっています。
ゴックン期 5~6か月
モグモグ期 7~8か月
カミカミ期 9~11か月
パクパク期 12~15か月
このほか、離乳食を始める前の段階を離乳準備期として5段階に分ける考え方もあります。
離乳準備期を入れる場合は、2,3か月頃とされて、麦茶や果汁の薄めたものを与えるようです。
この離乳期については、諸説あるようですし、赤ちゃんの発育にも個人差があるので、あくまでも目安にするものと考えてくださいね。

初めての離乳食を嫌がるとき

いよいよ赤ちゃんの離乳食が始まり、パパやママも赤ちゃんの様子を楽しみにしていたというのに、赤ちゃんが離乳食を嫌がってしまうという話をよく耳にします。なぜ、赤ちゃんは離乳食を嫌がるのでしょうか。
パパやママが、初めてものを口にするときに、少しドキドキするのと同じように、赤ちゃんもミルクやおっぱい以外のものを口にするのは、緊張します。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにとって、離乳食はまさに未知の体験ですから、口にして食べたものが苦手な味だったら、次に口にするのをためらってしまいます。
偶然にも、そんなことが何度か続いたら、離乳食はいらないと感じて、口を開かないかもしれません。そんなときは、少し様子をみて、改めて離乳食を始めましょう。
また、初めての離乳食から、何をあげても全く進まない場合は、離乳するにはまだ時期がはやかった、ということかもしれませんので、1、2週間おいてから、再度チャレンジしてみましょう。

急に食べなくなることがあるの?

このような感じで、赤ちゃんの成長に合わせて、うまく離乳食が進んでいたのに急に食べなくなるということもあります。
それはどうしてなのでしょう。
それにはいくつかの理由が考えられます。
まずは、離乳食の食感が変わったことに対する反応と考えることができます。それまで口にしていたものとの違和感を感じているのかもしれません。
すりおろしていたものがみじん切りになったなど、赤ちゃんが舌で感じる感覚が変わったため、ビックリして嫌がることがあります。
食べ物の食感のほかに、スプーンの感覚に慣れないという赤ちゃんもいます。
そのほか、哺乳瓶やおっぱいから、急にスプーンになるので、スプーン自体に興味を持って口に入れるよりも触りたがってしまうということもあります。
舌の発達と食べ物の進み方が合っていなかったり、赤ちゃんが飲み込むのが苦手だったりする場合もあるので、決して無理をして進めないようにすることが大切です。

離乳期の食事を楽しくする

離乳期の食事を楽しくする

離乳食の時期になると、赤ちゃんはテーブルの上にある食べ物にとても興味を持つようになります。
いろいろと触りたくなって、手を出すこともあるかもしれません。
熱いものを置いているようなことはないと思いますが、せっかくママがつくった離乳食をこぼしてしまうこともあるかもしれません。
また、食べてくれなかったりしたら悲しくなってしまうかもしれません。
けれど、怒ったり不機嫌になったりしないよう、食事の時間を赤ちゃんにとって楽しい時間にしてあげることはとても大切なことです。

離乳食は食べている赤ちゃんも楽しい時間ですが、ママにとっても赤ちゃんの成長を感じとることができる幸せな時間です。
そんな時間に、もし赤ちゃんの様子がいつもと違っていて、離乳食やミルク、おっぱいなど、どれも嫌がる場合は、具合がよくないのかもしれません。
そういったときは、早めに小児科を受診するようにしましょう。
また、食べ物が進まない理由には、睡眠や運動が関係しているともいわれます。
できるだけ、規則正し生活をおくることができるようにしてくださいね。
あせらず、ゆったりとした気持ちで離乳期を楽しんでください。

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