子どもといっしょに植物を育ててみよう

子どもといっしょに植物を育ててみよう

子どもが小さいとやることがいっぱいで毎日がとても忙しいですよね。
子どものことで精一杯で植物を育てたり、動物を育てたりするのはムリ!と思っている方も多いかもしれません。けれど、植物なら簡単に育てられるものもあるのです。しかも子どもの教育にもとてもよい影響を与えてくれるというメリットも。
子どもが歩けるころになれば、水やりもいっしょにできて楽しいですよ。

春夏からがおすすめ

春夏からがおすすめ

春は植物を育てるのにピッタリの季節です。ホームセンターやショッピングセンターに行くとたくさんの植物や野菜の苗が販売していますよね。
春夏から屋外で育てることができる苗は、比較的育てやすいものが多いので、子どもがお世話をするのにも向いています。
とくに夏の強い日差し、照りつける太陽は植物をグングンと大きく育てます。この強い日差しが大好きな植物をぜひためしてみてください。
花ならひまわり。野菜ならトマトが代表的です。
どちらもビタミンカラーが鮮やかな植物ですね。
春に種まきをすませて育ててきた植物は、夏に大きく育ち、花や実をつけます。ひまわりやトマト育てる場合は、ある程度生育した苗から育てる方が簡単です。
夏になってから種をまいて育てたいという人は、ルッコラやガーデンレタスがおすすめ。ルッコラは30日位、ガーデンレタスは葉が育ってくれば収穫することができます。
どちらもサラダで食べることができますね。収穫したばかりの野菜は葉も柔らかくみずみずしいので感動ものですよ。
また、春から夏の間に種を蒔いておくと秋にきれいな花を咲かせてくれる植物もあります。
コスモスがその代表的な植物ですが、これは夏咲きコスモスと呼ばれている品種です。
種を蒔いて2~3か月後には花を咲かせてくれますよ。
植物はそれぞれの季節に適した育ち方があります。年間を通して、いろいろなものを育てると楽しいですね。

どんなメリットがある?

子どもと一緒に植物を育てるメリットは主に3つあります。
「植物が育つには水が必要」など自然に興味をもつようになる。
継続して育てることで、責任感や忍耐力を育てることができる。
自分が育てたもの、手をかけたものを慈しむ気持ちをもつことができるようになる。

植物を育てることは、そんなに簡単ではありません。

植物を育てることは、そんなに簡単ではありません。

とくに水をあげることを忘れてしまうとあっという間に枯れてしまいます。
肥料をあげたり、葉をせん定したり、害虫の駆除が必要になることもあります。
そういった手間は、日々子育てしているママには、少し面倒なことかもしれません。
けれど、それが子どもの育ちによい影響を与えると思うと、試したくなるものですよね。
何より植物はママの心を癒してくれるでしょう。

文科省の学習指導要領でも、幼稚園教育には新たに「思考力の芽生え」が加えられました。
これは、たとえば、ひまわりはどうやってあんなにおおきくなるのだろうとか、トマトはどうやって赤くなっていくのかな?と考えることがはじまりとなるのです。
また小学校の生活科では自然に直接触れる体験を重視し、自然の素晴らしさや生命の尊さを実感する指導を充実するようにと記載されています。そしてこれらの経験は中学年以降の理科にもつながっていきます。

失敗したらどうするの?

ママも子どもも水やりを忘れてしまって枯れたり、害虫に葉を食べられたりして植物が育たないということがあるかもしれません。
そんなときは、その結果をいっしょに受け入れて確認するようにすれば大丈夫です。
水やりを忘れて枯れてしまったら「水がないと本当に育たないんだね。今度育てるときは忘れないようにしようね。」などの声かけがおすすめです。
害虫にやられてしまったときは「虫も生きるために葉が必要だったんだね。でも今度はちがう葉を食べてもらうために虫が寄ってこないようにしようね。」というのもひとつの方法です。
失敗はつきものです。責めずに事実を認め、振り返り、次に生かすことが失敗を学びに変えるポイントになりますよ。

子どもの体験には、成功だけではなく失敗も必要です。
植物を育てることをあまり難しく考えずに簡単なものから試して楽しんでみてくださいね。

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