どうして泣き止まないの?赤ちゃんの泣き方にはどんな違いがある?

どうして泣き止まないの?赤ちゃんの泣き方にはどんな違いがある?

言葉の話せない赤ちゃんにとって、泣くことは最大の意思表示ですよね。泣くことで周りにいるおとなに何かを知らせています。
赤ちゃんが泣くのは、主に不快感の訴えで、おなかが空いた、おむつが濡れている、暑い、寒い、痛い、かゆい、眠い、驚いたなどの気持ちを泣くことによって表現しています。
それでは赤ちゃんには泣き方によって訴えたいことが違うのでしょうか。

赤ちゃんの泣き方に違いはあるの?

初めて赤ちゃんの泣く声を聞くパパやママにとっては、最初は赤ちゃんが泣くということに戸惑ってしまうかもしれません。「何で泣いているのだろう」「どうしたら泣き止むかな」と、ドキドキしますよね。
そしてきっと、赤ちゃんの泣き声の違いを聞き分けようとまで思う余裕がないかもしれません。
けれど、最初のうちは違いがわからなかった赤ちゃんの泣き方も、毎日聞いているうちに「おなかがすいたのかな?」「オムツが濡れたのかな?」と想像することができるようになります。
また、泣いている赤ちゃんの声から「おなかが空いたのね」と気づくことができるようになっていくパパやママも多いものです。
赤ちゃんの泣き方で気持ちがわかったら、パパやママ、そして赤ちゃんもうれしいですね。

赤ちゃんはどういうときに泣くの?

赤ちゃんはどういうときに泣くの?

新生児の頃の赤ちゃんは、主に生理的なことが原因で泣くことが多いです。そして次第に、抱っこをして欲しいときなど、甘えたいときなどにも泣くようになります。
赤ちゃんは泣くことで意思表示をしていますので、周りにいるおとなが対応しないでいると、赤ちゃんは泣くことをあきらめてしまい、発達にダメージを与えてしまうという説もあります。
赤ちゃんと接することが一番多いママはとくに、赤ちゃんが泣いたときには赤ちゃんからのメッセージを少しでも理解してあげようとすることが大切です。

赤ちゃんの泣き方を聞き分けるポイントはある?

まずは、赤ちゃんが泣く理由を大きく3つに分けて、その違いを聞き分ける方法を試してみることをおススメします。
分け方は、次のようになります。

1.痛い、体調が悪いといった生命維持の危機を感じたときの泣き方

2.食欲や睡眠欲、排泄による不快感など、生理的な欲求に対する泣き方

3.抱っこをして欲しいなど甘えたいときの泣き方

この3つの中でも、とくに「痛い、体調が悪い」といった生命維持の危機を感じたときの泣き方は、ほかの泣き方とは違う!と感じるものなのでわかりやすいと思います。
この泣き方に気づいたら、できるだけ早く対処しましょう。
生理的な欲求に対する泣き方は、おなかが空いたときとオムツが濡れているときとでは泣き方が違います。
例えば、おなかが空いて泣くときは、口元がお乳を吸うようになっていたり、お腹が張って力を入れているときは、力を入れている表情をしたりして泣くので、泣き声が違うのです。最初は泣き声と一緒に表情も確かめるとさらに、泣き方を理解しやすくなりますよ。

泣き方の違いはあまり細分化しない

生理的欲求である、おなかが空いたときとオムツが濡れて気持ちが悪いときの泣き方が違ったり、寝心地が悪くて不快なときと抱っこをして欲しいときの泣き方が違っていたりと、赤ちゃんの泣き方は少しずつ違っています。
しかし、それらのすべてを細かく分けて聞きとるのはなかなか大変です。
大切なことは、赤ちゃんの泣き方を聞き分けることよりもむしろ、赤ちゃんがなぜ泣いているのかをわかろうとする思いやりです。
赤ちゃんの生活サイクルを考えながら、赤ちゃんの気持ちになって、想像することで「たぶんこの泣き方は・・」とわかるようになればよいのです。
赤ちゃんの泣き声を意識的によく聞くようにしていれば、少しずつ分かってきますので、焦らないようにしましょう。

赤ちゃんの泣き方の研究があるって本当?

赤ちゃんの泣き方の研究があるって本当?

プリシラ・ダンスタンというオーストラリアの研究家がダンスタン・ボディ・ランゲージという赤ちゃんの泣き方を研究し提唱していますのでご紹介します。
プリシラ・ダンスタン氏による研究では、泣き声の違いは、赤ちゃんの舌や口の形の反射運動によって起こるということで、次の5つに分けることができるそうですよ。
Neh(ネエ)
おなかが空いたときに出す音。「N」の音がおっぱいを吸う口の動きの反射運動から出る音です。
Owh(オオ)
眠たいときに出す音。
Heh(ヘエ)
オムツが濡れているとき、暑さや寒さなどで不快のときの音。
Eairh(エアー)
お腹が張るときの音。
Eh(エッ)
ゲップなど、おなかに溜まった空気を出そうとするときに出る音。

このように、発音に注意して泣き声を聞いてみるのもひとつの方法ですね。

赤ちゃんは、だいたい生後1ヵ月くらいで泣き分けを始めるそうです。初めて赤ちゃんの泣き声を聞いたパパやママが、泣き声を聞いただけで、すぐには赤ちゃんの気持ちがわからないのは当たり前!
なかなか判断できない、とあせらなくて大丈夫ですよ。自然とわかるようになってくるものです。

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