ネコと赤ちゃんって一緒に暮らせる?

ネコと赤ちゃんって一緒に暮らせる?

今だ衰えないネコの人気。ブームとはいえ、やはりネコのしぐさは、かわいいものです。けれどペットとの暮らしに心配はつきものです。
妊娠を望んでいる方や、赤ちゃんが生まれた方は、ネコと赤ちゃんが安心して一緒に暮らしていけるかと気になりますよね。
今回は、そんな方のために、ネコと赤ちゃんが一緒に暮らすときには、何に気をつけたらよいのかを調べてみました。

何が気になる?ネコと赤ちゃんの生活

何が気になる?ネコと赤ちゃんの生活

ネコを飼っている女性が妊娠したという話をすると、ネコを飼い続けることを反対されることがあると耳にしました。
反対する理由は、ネコが赤ちゃんをひっかいてしまうのではないか、そして赤ちゃんがネコアレルギーになるのではないかということを心配してのことが多いようです。
また、猫の抜け毛が赤ちゃんには、よくないのではないかと心配されることもあるようです。
けれど実際には、猫を飼っていても、赤ちゃんとじょうずに暮らしている人もたくさんいます。
また、赤ちゃんが少し大きくなってくると、ネコをかわいがるようになり、動物好きな優しい性格になったという体験談や、自分よりも小さなものを大切にする慈しみの気持ちが育まれたというママの声なども聞かれます。
ネコと赤ちゃんの暮らしを考えると、デメリットばかりに目がいってしまうようですが、そればかりではなく、メリットもありますね。
メリットを生かせるように気をつけることで、ネコと赤ちゃんがお互い快適に暮らすことができるようになります。

どんなことに気をつければいいの?

どんなことに気をつければいいの?

ネコと赤ちゃんが一緒に暮らす場合、いくつか注意をしなくてはならないことがあります。
特に安全対策をしっかりとしておくことが、何よりも一番大切です。
ネコと赤ちゃんが一緒に暮らすために、正しい知識を身につけて準備しておいてくださいね。
サイトや書籍などだけではなく、獣医さんの意見を聞くこともおススメします。
それではさっそく、ネコと赤ちゃんのための安全対策を考えてみましょう。

1.ネコに新しい環境を知らせる

ネコは新しい環境にとても敏感です。それまでなかったものが、室内にあると警戒します。
また、ネコは、どんなところにも身軽に飛び乗ることができます。
もちろんベビーベッドにも楽々と飛び乗ってしまうでしょう。
さらにフカフカの赤ちゃんのお布団は、ネコにとっても快適な場所となるため、ネコは喜んでベビーベッドに乗ってしまう可能性があります。
赤ちゃんの寝るベビーベッドは、ネコが入らないようにし、そして赤ちゃんに関するものを置く場合は、あらかじめ、赤ちゃんがくる前から、設置してネコに覚えさせてあげましょう。

2.ネコのトイレの場所を確認する

ネコのトイレの場所を確認しましょう。
ネコは清潔なので、用を足すと砂で隠します。
そのため赤ちゃんのベビーベッドの傍にトイレがあると、砂が飛び散って衛生的によくありません。

3.ネコの隠れる場所を用意する。

ネコはとても警戒心が強いので、初めて赤ちゃんをみたり、赤ちゃんの匂いを感じたり、泣き声を聞いたりすると驚くかもしれません。
ビックリしたときにネコが逃げ込める隠れ家をつくってあげて、お気に入りのタオルなどを置いてあげると安心して、その場所で落ち着きを取り戻します。
慣れるまでに時間がかかることもありますので、ネコの様子をよく観察して、赤ちゃんに慣れさせてあげましょう。

4.感染症に注意する

ネコと赤ちゃんの暮らしでは、ネコから人にうつる可能性のあるトキソプラズマ感染症に注意しましょう。
母体がトキソプラズマに感染すると、胎盤を通じて胎児にも感染する可能性があるといいますので、産婦人科の先生に、ネコを飼っていることを話して相談しましょう。
またネコがトキソプラズマ感染症にかかっていないかも検査してくださいね。
ネコだけではなくペットとは、触れ合った後は手を洗う、口移しで食事を与えないなどのルールがあります。
そういった基本的なルールは、守るようにすることも大切ですね。

5.アレルギーを調べる

ネコにアレルギーのある人はたくさんいるようですね。
けれど、アレルゲンはネコだけではありません。
意外かもしれませんが、一番多いアレルゲンはハウスダストだと言われています。
妊娠や出産を機会に、自分が何にアレルギーがあるのかを調べてみるのもよいかもしれません。
ネコの抜け毛やふけなどの除去だけではなく、ハウスダストなどを取り除くためにも、まめに掃除機をかけて、部屋の掃除をすることを習慣づけるとよいかもしれません。

6.ネコに赤ちゃんを慣れさせる

ネコが初めて赤ちゃんに会うのは、飼い主さんが出産を終えて帰宅したときですね。
ネコは当然、飼い主さんの帰宅を心待ちにしているはずです。
そのときに、赤ちゃんを抱っこしている飼い主さんをみたら、ネコは戸惑うかもしれません。
飼い主さんから違う匂いを感じとるからです。
はじめての赤ちゃんにネコもとても不安を感じるので、家に入るときは、いきなり会わせないようにする方が安全です。
また、予想外かもしれませんが、ネコから赤ちゃんを攻撃することよりも、赤ちゃんがネコを押し倒したり、つかんだりして、ネコを驚かせてしまうことの多いものです。
ネコは、赤ちゃんが自分を攻撃する存在だと感じると、それがきっかけでおびえて攻撃するようになることもあります。
赤ちゃんからネコに触らせるのは、よく考えてから決めてください。
あまりにも危険な状況と判断した場合は、別々の部屋で過ごさせるようにしましょう。

ネコと赤ちゃんの安全な生活について、注意点を挙げてみました。
こうしてみると、不安に感じる方もいるかもしれません。けれど、かわいいペットとの暮らしの中で、ほんの少し注意することが増えるだけと思えば、苦にならないものです。
ライフスタイルは人それぞれです。家族とペットが快適に暮らせるように工夫して楽しんでくださいね。

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