暑い日の過ごし方　暑い日はおうちでおもちゃをつくって遊ぼう！

今年の夏はとても暑いですね。子どもたちが大好きなお外遊びをさせるのは、ちょっと心配というママも多いはず。
そこで、室内で楽しく遊ぶためのおもちゃを手づくりしてみてはどうでしょうか。お砂場遊びでデビューする頃の赤ちゃんが楽しめるような手づくりおもちゃをご紹介しますね。

手づくりおもちゃをつくるときに気をつけること

市販のおもちゃは、どれも安全面には十分に配慮されていますので安心して子どもを遊ばせることができますよね。手づくりおもちゃでも、そういった市販のものと同じように考えなくてはならないのが、安全面です。
せっかく我が子のためにつくった愛情たっぷりのおもちゃでケガをしたなんて大変です。
それでは、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。次の点をチェックしてみましょう。
・洗える素材である。
・赤ちゃんが舐めてしまっても大丈夫な素材である。
・赤ちゃんがうっかり口に入れてしまったとき、喉に詰まるサイズではない。
・赤ちゃんがかんでしまったとき、破れたり、壊れたりしない。また、切り口などのケガをしかねない部分には、角を丸くするなど適切な加工ができている。
・重すぎない。
最低でも、これらの点をチェックして、赤ちゃんが安全に楽しく遊べるおもちゃをつくってください。

1歳くらいの赤ちゃんにはどんなおもちゃがいい？

１歳になると、多くの赤ちゃんが歩けるようになってきます。言葉も少しずつ出てきて、成長がとても楽しみな時期ですよね。指先の動きもますます発達していく時期でもあります。細かいものをつかむことも上手になって、つまんで積むことや、ボタンを押すことなどができるようになってきます。
１歳半を過ぎるころには、走ることや登ることなど動きも活発化していきます。目が離せないといわれる時期がこの頃に当たりますね。それまでのように、おもちゃにただ触るだけ、つまむだけという遊び方だけではなく、ボールを転がす、道具を使って動かすなどの遊び方もできるようになるため、遊び方の幅がグッと増えてくるのがこの時期の赤ちゃんです。

ポットン落とし

そんな時期の赤ちゃんにピッタリの遊びのひとつに「ものを落とすおもちゃ」があります。
「ポットン落とし」とも呼ばれ、知育おもちゃとしても人気があります。手でつまむこと、バランスよく、ねらいを定めて落とすことを楽しむおもちゃなので、楽しみながら指先の巧緻性と集中力を養うことができます。
上手に穴に落とせたときには、手をパチパチ！ママが喜んであげると、赤ちゃんもママの真似をして、手をパチパチ。赤ちゃんはできたことが達成感となって自己肯定感を育むことができます。うまくいかなくても、励ましたり、手伝ってあげたりしながら、遊ぶようにすると根気よく取り組む力も育てることができますね。
「ポットン落とし」は、いろいろなもので工夫してつくることができますので、ママも楽しみながら、いろいろな種類のおもちゃをつくってもよいですね。
基本の作り方はとても簡単です。
【作り方】
①空き箱などを利用して、上フタに穴を開ける。
　（穴は落とすものに合わせる）
②穴を危なくないように保護する。

転がし遊び

そして、やはり知育おもちゃとしても人気の高いものが「転がし遊び」です。上の段から下に向かってボールなどを落としていくおもちゃですね。ボールが落ちると、だんだんとスピードが出て、ポトン。そして、またボールのスピードが増して転がると、ポトン。ボールがコロコロと動いていく様子に赤ちゃんは興味津々。何度も何度も繰り返し「転がし遊び」を楽しむことでしょう。
赤ちゃんは、この遊びを通して、遊びながら手の眼の反応を結びつけて、複雑な動作ができるようになります。また、ボールを認識して落とすことは、どう動くか想像する想像力を養い、その様子をジッとみて確かめるという集中力も育てることができます。
ボールをカラフルなものにしたり、鈴などを入れて音が鳴るようにしたり、１００均の商品にある木製の車などを利用して、目先を変えても楽しいです。
「転がし遊び」を手づくりをするには、牛乳パックとガチャポンのケースを利用すると簡単でカラフル、そして音を鳴らせることもできるので試してみてくださいね。
【作り方】
①牛乳パックの開け口側を切り落として、縦に半分に切る。
②半分に切った牛乳パックをひとつずつ交互に斜めに台に貼って、ボールが交互に落ちていくようにする。
③ガチャポンのカプセルの中に鈴を入れたり、ビーズを入れたりすると音が鳴って楽しい。また、粘土を丸めて入れると、転がり方に変化がでます。

1歳以前後の赤ちゃんは、いろいろなことに興味がでてきます。簡単ですぐにできる遊び、繰り返してできる遊びは、この年齢の赤ちゃんにピッタリ。ママも手づくりを楽しんで、暑い夏を快適に過ごしてくださいね。